製造工程図
設備・工程
専用岸壁
ニッケル鉱石専用船で仏領ニューカレドニアから運ばれた原料鉱石は、専用岸壁でラッフィングクレーン2基で陸揚げされます。
ロータリードライヤー
原料鉱石は多量の水分を含んでいるため、ドライヤーで予備乾燥し、工程に支障のないようにしています。
ロータリーキルン
鉱石と石炭をロータリーキルンに装入し、バーナー燃焼による高温ガスと石炭燃焼により焼成および部分還元して焼鉱とします。排ガスは、マルチクロンを経て電気集塵機により除塵しクリーンなガスを煙突から放出しています。
電気炉
ロータリーキルンを出た焼鉱は、高温のまま電気炉へ装入されます。電力および石炭によって加熱還元熔解し、メタルとスラグに分かれ、メタルは脱硫工程へ、スラグは水砕して外販されます。
(商品名:グリーンサンド)
中央制御室
中央制御室にてロータリーキルンおよび電気炉の制御を行っています。
脱硫工程(スターラー脱硫)
メタル(クルードフェロニッケル)には若干の硫黄分が含まれているので、カーバイドを使用して脱硫します。
鋳造
熔体のフェロニッケルは、ショット状に鋳造され、コンテナーに入れられます。
グリーンサンド置場
グリーンサンドは置場に貯蔵され、トラックによる陸送や専用岸壁に設置されたシップローダーにより船積され出荷されます。